2月2日(火)、正行寺の白石洋子先生が旅立たれました。私達、御詠歌の生徒四名、お願いして最後のお別れをさせて頂きました。いつもお稽古の後にお茶を頂くお部屋に納棺され、沢山のお花に囲まれていました。私はご挨拶もそこそこに「先生!白石先生!」と駆け寄りましたが、唯々涙があふれて言葉になりません。和服にお袈裟、お痩せになられたけどつやつやのお肌にお化粧をされ、優しいお顔で眠っていられます。両親が浅草から横浜に移り住み正行寺のお檀家にさせて頂くご挨拶に伺った時の白石先生、その後の折に触れての先生のご指導、楽しかった二十五霊場の旅、あれもこれもと、沢山の思いが体中を駆け巡りました。先代のご住職、息子さんの今のご住職ご夫妻にお悔やみを申しあげて帰宅しました。寂寥感が強く仏間で暫らくぼんやりとしていました。5日、6日と通夜、告別式が密葬で行われ、来年2月2日、本葬を執り行う予定と伺いました。白石先生、お疲れさまでございました。長い間お世話になり有難うございました。どうか安らかにお眠りくださいませ。又、お浄土でお目に掛からせて頂きます。 合掌

       先立たば 遅るるものを 待ちやせん 
                はなのうてなの なかばのこして
                        浄土宗吉水講「蓮のうてなの御詠歌」

天草の家-26
2021年02月05日更新