三月になりました。三月と云えば何よりも春の訪れ、そして桜の開花ですが、私にとって桜より、亡き姉の3月3日のお誕生日です。姉は1933年3月3日がお誕生日でした。姉が五つ、私が三つの時父が結核で亡くなりましたので、お雛祭りの記憶はありません、姉はいつの時か自分でお内裏様を買いました。私が継承し姉のお厨司の隣に飾ってあります。高価なものではないと思いますが大切にしています。指折り数えれば亡くなってから29年、何十年の時が流れようともあの日の事、姉の面影、仕草や言葉、鮮明に蘇ります。暮れに姉のお墓を加藤家のお墓に合祀しましたので今は主人と一緒に眠っていて私も安心しています。
さて、コロナ禍が長引いています。緊急事態の解除、ワクチン接種等話題になっていますが、花々が開花し、鳥が飛んできて枝にとまるこの何気ない平穏なひと時は貴重です。卒業、就職、転勤、進学、様々な事情で別れと出会いの季節でもあります。雛祭り、ホワイトデー、春のお彼岸、春分の日、お花見、楽しかるべき日々ですが自粛してステイホームで過ごしたいと思っています。毎月の月替わりに拙いご挨拶をさせて頂いておりますが、以前は月末の深夜でもPCに向かっていましたがここ数ヶ月(明日の朝でもいいか?)など思ってしまうのも老化の証拠とうけとめています。

お雛様


2021年03月01日更新