天草三曲会のオープニングは全員で「三段の調べ」の練習風景です。久本玄智作曲 筝曲の段物と呼ばれる器楽曲で昭和18年の作です。久本玄智は宮城道雄と並んで新筝曲の旗頭とうたわれた山田流の名手で、古典回帰への切なる想いが生んだ新しい楽想を盛り込んだ意欲作品です。お聞きください。

2020年11月08日更新