11月28日(日)の朝日新聞、朝日歌壇に沖縄の和田静子さんの短歌が高野公彦さんの選によって掲載されました。「美ら海の 港に軽石押し寄せて 波さえ立たぬ 沈黙の秋 沖縄県 和田静子」とありました。和田さんの住む安田(あだ)は本島最北太平洋側に面しています。白い砂浜、青い海、やんばるの森、和田さんは海に通じるアダンの砂浜に魅せられて沖縄に17年前に移住しました。海辺で綺麗な貝殻を拾い時には、籠を腰に下げて海中のモズク畑から流れ出たモズクを仲間と拾いに行く実演をしてくれました。あの綺麗な海に軽石が流れ着いて住民の生活を混乱させる、自然現象とはいえ悲惨なことです。人は、自然を愛し、護り、畏怖し自然と共に生きています。災害のない日々でありますように祈ります。

和田さんの短歌
2021年11月29日更新