下記の行程で視察研修を行いましたが、その1として、おおき循環センター くるるんの

報告をいたします。

 

 

 日時  : H20.11.19~11.20

 

 参加者:

       本渡北区長会 13名 (欠2名)

       本渡北公民館長 1名

       市地域振興課本渡北地区担当 1名

               (計 15名)

 

 視察先:

       福岡県三潴郡大木町

             

               ( おおき循環センター くるるん )

                 (視察研修報告 1/2)

       

       福岡県福津市地域交流センター

          津屋崎地域 郷(さと)づくり協議会

                 (視察研修報告 2/2)

 

 

 

 おおき循環センター くるるん

        

           「大木町 くるるん」のホームページ へ ジャンプ

                  設備、まちづくりなどの詳細は、こちらをご覧ください。

 

まちの中心部にあって、全く臭いなど外部に出ない、

外から見てもきれいな設備です。

(生ゴミ、し尿を処理し、再資源化をしています。)
   

 ⇒ 特に感心したこと (できれば真似たいんですが): 

  

1.バイオマスタウン構想については、天草市においても本年3月に議会の承認を得、国に申請結果、バイオマス利活用推進のための情報拠点として公表され推進されているところですが、

 

     農林水産省からの天草市公表分はココをクリックしてお入りください。

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大木町のバイオマスタウン構想は、単なる循環型環境指向のために取り進められたのではなく

「バイオマスタウン構想を農業活性化のための中心的ツールとする」といった「積極的な農業によるまちづくりとして取り組んでこられていると感じました。

 

投資をするにあたり、最大の効果を上げることができるように総合的な考えをすることは、企業等においては当たり前のことかもしれませんが、どうしても縦割り形式に進めがちの行政において、大木町の例は、大いに参考にすべきことではないかと感じました。

行政でもやればできる! やろうとしなければ、いつまでもできないんでしょうね。

 

 

2.米品種「ひのひかり」に本プラントから発生する液肥を工夫して水稲・麦用に配付し、「環のめぐみ」としてつくりあげるために、行政と地域住民が密接に真に協働という姿で努力をされていると感じました。町民は全員が共同開発者ですから廉価販売だそうです。

ご褒美というわけではないのでしょうが、いろんなところにメリットを享受できるような工夫がされていました。企業のTPMその他の改革などにおいても遊び心が大事ですが、その工夫の内容に感心しました。

採用されている「メタン発酵」において、製品である「消化液(液肥)」の需要は、このプロセスの正否がかかっているところだと思われますが、需要の方がはるかに多く、全く問題ないそうです。

 

 

3.大木町は「ゼロ・ウエイスト宣言」(ごみゼロ宣言)をし、資源物を18に分別し、きめ細かに徹底した回収システムを構築して、住民一人ひとりが管理者になって回収ができています。

ここまでもってくるにあたり、お話を聞くと市職員の方の業務目標の設定の仕方、業務に対する責任感、行動力、遂行能力など他の行政に携わる人たちのよい事例になると感じました。全員の区長が「これがあるべき姿だろうなー」と感心しながら聞かせていただきました。

 

大木町の「循環のまちづくり」について、お話を聞き、見学をさせていただきましたが、単に環境対策としてだけでなく、まちづくりとして取り組まれている活動は大変勉強になりました。

 

      左側が、本渡北区長です。右側は、他地域の町議会の議員さんだったようです。

くるるん 環境学習室にて

 
2008年11月24日更新