いよいよ続編です。
2日目の朝6:00、外を眺めるまでもなく風がビュービューと吹いている。こんな時に限って天気予報が当たらない。予報では風がやんでいるはずだが?
とりあえず朝食を済ませ船長を待つと、もう少し様子を見るとのことである。もしかしたら、昼ごろには風がやむかも?船長もなんとか釣りをさせてやりたいと考えているようだが、どうすることもできない。
今シーズンのGTフィッシングの最後の客らしい。
何もすることがないので、ボーとしながら時間をつぶすしかない。
だいぶたった頃、「11:00から出れるところまで行こう」と連絡が入った。やっと、待望のGTフィッシングである。
いよいよ出航!この辺は凪だが沖は?(手前は種子島、その奥の雲に隠れているのが屋久島です)
港は風裏のため、大した波もなくこれならなんとかなると思ったが、そんなに甘くなかった。10分も走ると大波小波状態であった。こんな中で釣りができるのだろうか?と思っていると同行者のY会長(私の所属するクラブの会長です)とE君はポッパーをキャスティングしている。この2人はあちこちに遠征しGTを釣りまくっているつわものである。さすがである。2人に言わせればこの程度の波は「どこどこの〇〇よりましですよ」なのである。
私も負けじとキャスティングを開始する。
1時間、2時間、3時間、延々とキャスティング&ポッピングを繰り返すが何の反応もない。風は止む気配もなくかえって強くなっているようだ。
戦意を喪失しかけたころ、となりのY会長のポッパーをひったくる様に待望のヒット!
フルドラグのリールから糸がジージーと出ている。かなり大型の気配である。
すかさず船首側へ移動しファイト開始。Y会長とGTとの力比べが始まった。
しばらく抵抗していたが、さすがのGTも少しずつ浮き上がりはじめた。何匹もGTをキャッチしている人の余裕なのか無駄がない。
GTとのファイト!波が高く危ないので後ろでフォローしています
上がってきたGTは余裕の40kgオーバーであった。Y会長の雄たけびとガッツポーズでゲームセット!
デ、デカイ!3人がかりであげました。140㎝、43kg
速やかな計量と記念撮影のあと、無事リリースに成功し握手で締めくくった。
おそらく種子島での今シーズン最後のGTではないだろうか。
その後、私も釣ろうと気合を入れてキャスティングを繰り返したが残念ながらこの1匹のみであった。
釣果は3人で2バイト、1キャッチとしぶかったが、楽しい3日間になった。やっぱり遠征は釣れても釣れなくてもいいものである。
また来年も行けるように今から準備しておこう。そして、体も鍛えておかなければ。