海沿いに集落広がる二江地区にとって、東北での出来事は、決して他人事ではないもの。
津波被害を誰もが心配する中、振興会では、避難の目安になるよう、海面からの高さと避難場所を示した案内板を作りました。
作業あたったのは、おなじみ二江ボランティア隊。それと、天草工業高校のインターン実習生2人。
古いコンクリート壁面をブラシで下地処理した後、白いペンキを塗装。
乾くのを待って、切り抜き型枠を使い、文字を吹き付け、市道のコンクリート壁に2カ所と二江小学校入口の計3カ所にペイントしました。
案内板は、タテヨコ約1.2mの大きさ。
避難先の方向と、満潮時海面からの高さを表示しています。
干満差が最大4mにもなる有明海では、津波が押し寄せたときの潮位で被害の度合いが違うもの。
用心のため、案内板の高さ表示は、大潮の満潮時における海面からの高さとしました。
現場は、国道324号線から県道に繋がる市道で、二江地区でも一番の要衝。
交通量も多く、イルカウオッチング観光客もたくさん訪れる場所で、「高さ」の啓発には最適なところです。
たくさんの人に見てもらい、いざという時に役立ててもらいたいものです。
振興会では、今後もこのような看板を主要な場所に設置していくことにしています。
↓こちらはひと足早く、9月に地域づくりインターン生と作った木製の看板。二江小グラウンドに設置しています。